ダクト分岐(ティー管)とは?構造・種類・用途
1. ダクト分岐とは?
ダクト分岐(ティー管、分岐継手とも呼ばれる)は、HVACシステムにおいて重要な部品であり、主ダクトから複数の支管へ空気の流れを分配するために使用されます。
これにより、換気システムは柔軟に運用でき、各エリアへ均一に空気を供給することが可能になります。
2. ダクト分岐の構造
ダクト分岐は通常、以下の材料で製作されます:
・亜鉛メッキ鋼板
・ステンレス
・アルミニウム
基本構成:
・本体:主ダクトに接続
・分岐口:別方向へ空気を導く
・分岐角度:一般的に30°、45°、60°、90°
・接続部:TDC/TDFフランジまたは直結方式
3. ダクト分岐の種類
3.1 形状による分類
・T字型分岐(90°)
・Y字型分岐(45°)
・テーパー分岐(サイズを縮小する分岐)
3.2 断面形状による分類
・角形ダクト分岐
・丸形ダクト分岐
3.3 用途による分類
・給気用分岐
・還気用分岐
・排煙用分岐
4. HVACシステムにおける役割
・効率的な空気分配
・適切な設計により圧力損失を低減
・設置スペースの最適化
・空気バランスの調整をサポート
5. 設計基準
最適な性能を確保するために、以下を遵守する必要があります:
・圧力損失を抑える適切な分岐角度
・適正な曲率半径
・風量に応じた分岐サイズのバランス
・漏気を防ぐ高い気密性
6. 用途
主に以下の分野で使用されます:
・中央空調システム
・オフィスビル
・工場
・商業施設
・防火・排煙システム
7. 選定・施工時の注意点
・設計に基づいた適切なサイズ選定
・乱流を抑えるためテーパー分岐を優先
・気流方向に従った正しい施工
・施工後の気密性チェック
8. まとめ
ダクト分岐はHVACシステムに不可欠な部品です。適切な設計と選定により、性能の最適化、省エネルギー、そしてシステム寿命の向上につながります。


